なるようになるかも

力は多くの場合、その人の思いを超えない。

Google Cloud Messaging API (2013 Summer)

gcm.jarがdeprecatedになっていたので、Google Cloud Messaging APIがどの程度変わったのか調べていたりしました。

斜め翻訳した感じだと、C2DMとの後方互換性もありますし、基本的なアーキテクチャには大きな変わりはないようでした。

ただインパクトのある変更として、今までのHTTPベースの通信ではサーバーからクライアントへ一方通行のPUSH通知しか行えなかったのが、XMPPベースのサーバーを用意することで、非同期な双方向通信が可能になったみたいです。

HTTP Serverでは可能だった最大1000クライアントへのマルチキャストが不可能となっているけど、HTTPとXMPPはどちらかを採用しないといけないわけでもないようで、単純なPUSHやマルチキャストにはHTTPを、リアルタイム性の高めたい部分ではXMPPを用いるという選択肢も取れそう。

Google Apps EngineではXMPPは対応していないというようなことが書いてあるので、GAE上で動いているMobile Backend Starterも非対応なのかな?

新しいGoogle Cloud Messagingについて調べてる動機が、「.NET MVC4 WebAPIを使ってちょっと何かを作りたいから」なので、BaaS系サービスに手を出す予定がなく、ちょっと調べてはいません。

XMPP

XMPPと聞いてもピンとこないと思いますが、Googleトークがプッシュしていたインスタントメッセージ向けの規格です。

オープンな規格であることを謳い、XMPP互換クライアントとの相互運用が可能であることをアピールしていましたが、XMPPに賛同するプレイヤーは少なく、むしろIMがユーザーを囲い込む閉じたプラットフォームと化していったことでフェードアウトしていき、今やGoogleも自身のサービス群との連携を重視したハングアウトを後継アプリに据えています。

Googleトークのために用意されていたGoogleのバックエンドサーバーが、Android開発者に向けに提供された、という辺りが真相なのでしょうかねー。